エディション選択のポイント
このような場合はProfessionalをおすすめします
1.
人名や地名など外字を含んだレポートを出力したい
2.
Webアプリケーションでレポートを出力したい
3.
独自のレポートデザイナを作成し配布したい
このような場合はStandardで充分です
1. Windowsアプリケーションしか作らない
2. Webプログラミングの知識があり独自に処理を実装できるし、開発工数にも余裕があるので、ProfessionalのASP.NET機能は不要
3. 外字は使わないけど、多様な帳票を出力したい。効率良くレポートをデザインしたい
このような場合は必ずしもActiveReportsを採用する必要はありません
1. VB .NET/C#を用いたコーディングによる柔軟なレポート制御を必要としない
2. レポートデザイン中に仕上がりを確認する手間を惜しまない
3. バーコード、グラフ、文字間調整も使わない単純な帳票を作成したい
1. 人名や地名など外字を含んだレポートを出力したい
外字を含むレポートのPDF出力が可能です。外字は、ファイル方式とリンク方式の両方に対応しており、市販の外字フォントからWindows外字エディタで作成した外字まで、さまざまな外字を使用できます。外字データはPDFファイルに埋め込まれるため、外字フォントがインストールされていない環境でも表示・印刷することができます。
2. Webアプリケーションでレポ―トを出力したい
ASP.NET用の2つの機能(WebViewerとHTTPハンドラ)を備えています。これらの機能を使用すると、コーディングレスで手軽にWeb帳票を作成することができます。クライアントの要求に対して帳票を生成し出力する作業は ActiveReportsが自動で行います。開発者はサーバーサイドのわずかな設定を行うだけで済み、Web帳票の生産効率を高めます。Webアプリケーションの開発を想定されている場合には、Professional Editionがおすすめです。
- a)
- WebViewerコントロール
ブラウザで帳票閲覧を可能にするWebフォーム専用のコンポーネントです。クライアントからレポートの表示要求があれば、 WebViewerがレポートを自動生成し配信します。4つの出力タイプ(PDF、HTMLビューワ、Raw HTML、ActiveXビューワ)をサポートします。
[特徴]
レポート生成/配信に関する処理コードを記述する必要はありません。レポートをWebViewerに設定し出力タイプを指定するだけで、簡単にWeb帳票を実現できます。生成したレポートはキャッシュされるため、同じレポートを再出力する場合、高速にレポートを表示することが可能です。
[開発手順]
(1) Webコンポーネントの貼り付け
WebViewerコントロールをWebフォームに配置します。
(2) Webコンポーネントのプロパティ設定(レポートレイアウトファイル、出力タイプ)
ReportNameプロパティに出力するレポートを設定し、ViewerTypeプロパティでレポートの出力タイプを指定します。
(3) アプリケーションを実行します。
WebViewerがレポートの生成と配信を行い、クライアントのブラウザにレポートが表示されます。以下は出力タイプ別のプレビューイメージです。
- b)
- HTTPハンドラ
IISではサーバーに要求が到着すると、要求されたファイルの拡張子を検査し、そのファイルをどのように処理するかを判断します。特定の拡張子に対して任意のハンドラクラスをマッピングすることで、独自の処理を実装できます。 ActiveReportsでは2種類のハンドラクラスを提供します。1つはレポートのレイアウト情報が記述されたrpxファイルからレポート生成・配信を行うRPXハンドラ(拡張子.rpx)、もう1つは、コンパイルされたレポートからレポートの生成・配信を行うコンパイル済みレポートのハンドラ(拡張子.activereport)です。クライアントからそれぞれの拡張子への要求があった際、サーバーはハンドラを起動させレポートを生成してクライアントへ自動配信します。出力タイプはRawHTMLとPDFをサポートします。
[特徴]
URLをサーバーに要求するだけで、クライアントへレポートが配信されるため、開発者はレポート生成・配信のための仕組みをコーディングする必要は一切ありません。
RPXハンドラの場合、レポートのレイアウト情報が記述されたrpxファイルをURLで指定します。レポートのレイアウト変更を反映するには、再コンパイルの必要はなくrpxファイルの置き換えのみで済みます。配布の容易さを活かし、ランタイムデザイナと連携して配布先でレポートを編集するなど、スケーラビリティのあるシステムを構築できます。
コンパイル済みレポートのハンドラの場合、アセンブリに埋め込まれたレポート(名前空間含む)をURLで指定します。このため、配布の際にはアセンブリへのコンパイルが必須となりますが、レポートのレイアウト情報がアセンブリに埋め込まれているため、RPXハンドラより高速に動作します。
|
ハンドラが処理するレポート |
配置・実行方法 |
| RPXハンドラ |
レポートのレイアウト情報ファイル(rpxファイル) |
rpxファイルとWeb.configファイルをサーバーに配置し“http://xxx/xxx.rpx”を要求。 |
| コンパイル済みレポートのハンドラ |
アセンブリに埋め込まれたレポートクラス |
アセンブリとWeb.configファイルをサーバーに配置し“http://xxx/xxx.activereport”を要求。 |
[開発手順]
(1) IISに拡張子のマッピングを追加
クライアントのレポート出力要求をASP.NET ISAPI (aspnet_isapi.dll)に処理させるために、IISに拡張子マッピングを追加します。
(2) Web.configファイルにHTTPハンドラを登録
ASP.NET ISAPI (aspnet_isapi.dll)が拡張子に応じてActiveReportsのHTTPハンドラクラスをコールできるよう、Web.configファイルに<HTTPHandlers>セクションを追加します。
<httpHandlers>
<add verb="*" path="*.rpx" type="DataDynamics.ActiveReports.Web.Handlers.RpxHandler, ActiveReports.Web, Version=5.2.0.0431, Culture=neutral, PublicKeyToken=cc4967777c49a3ff"/>
<add verb="*" path="*.ActiveReport" type="DataDynamics.ActiveReports.Web.Handlers.CompiledReportHandler, ActiveReports.Web, Version=5.2.0.0431, Culture=neutral, PublicKeyToken=cc4967777c49a3ff"/>
<add verb="*" path="*.ArCacheItem" type="DataDynamics.ActiveReports.Web.Handlers.WebCacheAccessHandler, ActiveReports.Web, Version=5.2.0.0431, Culture=neutral, PublicKeyToken=cc4967777c49a3ff"/>
</httpHandlers>
(3) クライアントからレポートを要求する。
RPXハンドラの出力例
拡張子.rpxを要求するとレポートが表示されます。出力タイプはPDFを指定しています。
コンパイル済みレポートのハンドラの出力例
拡張子.activereportを要求するとレポートが表示されます。出力タイプはHTMLを指定しています。
3. 独自のレポートデザイナを作成し配布したい
レポートデザイナを作成するコントロールが付属します。これを使用することで、ActiveReportsやVisual Studioのない環境でも帳票デザインを行えるランタイムデザイナをアプリケーションとして作成し、無償配布することができます。例えば、エンドユーザーがレポートのデザインを独自に変更できるデザイナを作成したり、開発効率を上げる目的で自分用に最適化したデザイナを作成したり、アイデア次第でさまざまなアプリケーションを作成することが可能です。
製品にはソースコードも付属しており、用途に合わせた柔軟なカスタマイズが可能です。Professional Editionには、以下の機能を搭載した完成済みのデザイナアプリケーションが付属します。
・レポートのデザイン(.rpxファイルの作成)機能
・プレビュー機能
・印刷機能
・エクスポート機能(PDF、Excel、TIFF、HTML、RTF、TEXT)
・スクリプトエディタ