スタートガイド

  1. はじめに
  2. ライセンスについて
  3. インストール
  4. 基本チュートリアル
  5. Java EEアプリケーションサーバーとの統合
  6. Java EE形式のチュートリアル
  7. JProbe Eclipseプラグイン
  8. 参考資料・その他

1. はじめに

本資料では、以下のような方にJProbe 8.2Jの導入方法をご案内します。

・JProbe 8.2J製品版をすでにご購入いただき、お手元に製品パッケージが届いている方
・これからトライアル版を使ってJProbe 8.2Jの評価を行う方

はじめて製品をご利用いただくことを前提に、ライセンスの入手からインストール、チュートリアルを使った製品機能習得までの手順をご説明します。

なお、この資料内では個々の手順の詳細は記載しておりません。
必要に応じて詳しい説明を記述しているドキュメントやWebサイトを紹介しますので本資料とあわせてご覧ください。

2. ライセンスについて

JProbe 8.2Jをご利用いただくには、以下のいずれかのライセンスが必要です。
用途に沿ったライセンスの取得を行ってください。

ライセンス種別 用途/計測対象 ライセンスキー
取得方法
開発ライセンス
(ノードロックライセンス)
・開発/運用中のアプリケーションの計測
・特定のマシンで利用可能
・リモート計測を行うためのリモート端末用ライセンス
(1ライセンスにつき1台分)を含む
こちら
コンカレントライセンス ・開発/運用中のアプリケーションの計測
・マシンを限定せず、複数のマシンで利用可能
・お持ちのライセンスの数だけ同時に利用可能
・リモート計測を行うためのリモート端末用ライセンス
(1ライセンスにつき1台分)を含みます
こちら
プロジェクトライセンス ・開発/運用中のアプリケーションの計測
・契約で取り決めたプロジェクト内で使用するマシンで無制限に利用可能
・利用期限あり
こちら
コーポレートライセンス ・開発/運用中のアプリケーションの計測、発生したアプリケーションの問題を解決するサービス
・契約で取り決めた企業内で使用するマシンで無制限に利用可能
・利用期限あり
こちら
トライアルライセンス ・製品機能の評価
・導入環境で計測が可能かどうかの検証
・機能制限なし
・利用期限あり
・特定のコンピュータで計測可能
※ 開発/運用中のアプリケーションの計測はできません
こちら
リモート計測

JProbeは、計測対象のアプリケーションが動作しているマシンとは別のマシン上でリアルタイムにデータの表示および操作を行う「リモート計測」に対応しています。

開発ライセンスおよびコンカレントライセンスには、リモート計測時に使用する端末のライセンスが1ライセンスにつき1台分含まれています。そのため、追加の費用は発生しません。

図「リモート計測」

3. インストール

開発ライセンス

インストーラーを起動する前にライセンスキーファイルが必要です。

製品パッケージに同梱されている「ユーザー登録確認シート」に、英数字3桁+5桁のシリアル番号が記載されています。この番号を使って、下記のWebサイトからライセンスの申請を行ってください。

» ライセンスキーファイル発行(初回)申請フォーム

ウィザード形式の申請フォームの最後で、ライセンス発行対象となるコンピュータ名を記載する欄があります。

開発ライセンスでは、計測対象となるJavaアプリケーション(アプリケーションサーバー)のJava VMが動作するコンピュータのコンピュータ名(ホスト名)を記入してください。
弊社で入力いただいた内容を確認の上で、Eメールに添付してライセンスキーファイルをお届けします。

ライセンスキーファイルが届いたら、インストーラーを起動します。『JProbe 8.2J インストールガイド』【<cd-rom_root>/docs/JProbe_Install.pdf】に詳しいインストール方法が掲載されています。記載内容にしたがってインストールを行ってください。

コンカレントライセンス

コンカレントライセンスでは、製品とは別にライセンス管理用のWebアプリケーション(ライセンスサーバー)をインストールする必要があります。

コンカレントライセンスでは、JProbeで計測を行うコンピュータではなく、ライセンスサーバーをインストールするコンピュータに対してライセンスキーが必要です。下記のWebサイトから申請を行ってください。

» ライセンスキーファイル発行(初回)申請フォーム

ウィザード形式の申請フォームの最後で、コンピュータ名を記載する欄があります。
ライセンスサーバーをインストールするコンピュータのコンピュータ名(ホスト名)を記入してください。

ライセンスキーファイルを入手したら、ライセンスサーバーのインストールを行います。
詳細なインストール手順は『Quest Software License Server™ 管理者ガイド』
【<cd-rom_root>/docs/QSLSAdminGuide.pdf】をご覧ください。

インストールが終わり、ライセンスサーバーを起動したら、開発ライセンスと同様に、『JProbe 8.2J インストールガイド』【<cd-rom_root>/docs/JProbe_Install.pdf】にしたがって、計測を行うコンピュータにインストールを行ってください。

インストールの最後でライセンスキーファイルを登録する画面になったら、タブを[コンカレントライセンス]に切り替え、ライセンスサーバーへのアクセス情報を入力してください。

プロジェクトライセンス/コーポレートライセンス

製品購入時に納品されるライセンスキーファイルをご利用ください。

『JProbe 8.2J インストールガイド』【<cd-rom_root>/docs/JProbe_Install.pdf】に詳しいインストール方法が掲載されています。記載内容にしたがってインストールを行ってください。

トライアルライセンス

トライアル版ご利用の申請をWebサイトで受け付けています。案内にしたがってトライアルモジュールのダウンロードおよびインストールを行ってください。

» JProbe 8.2J トライアル版申請フォーム

申請フォームの最後で、ライセンス発行対象となるコンピュータ名を記載する欄があります。

トライアルライセンスでは、製品の評価を行うコンピュータのコンピュータ名(ホスト名)を記入してください。

トライアルライセンスキーファイルとモジュールが用意できたら、インストールを行ってください。インストール手順は、トライアルモジュールに同梱されている「JProbe 8.2J トライアル リリースノート」をご覧ください。

4. 基本チュートリアル

インストールが終了したら、チュートリアルを使って製品の利用方法を学習しましょう。

JProbeは計測するデータの種類ごとに、 Memory、Performance、Coverageの3つの分析ツールに分かれています。

それぞれの分析ツールには、計測対象となるパフォーマンス問題の発生状態や解決方法を学習できる、チュートリアルプログラムが付属しています。

解決したい問題に対応する分析ツールのチュートリアルを使って、計測方法や注目すべき計測データのポイントを確認します。
(例 : メモリリークの調査 ⇒ Memoryのチュートリアルを実行)

JProbeコンソールの[ようこそ]ビューで[チュートリアル]を選択すると、オンラインヘルプのチュートリアルの項目が表示されます。説明にしたがってチュートリアルプログラムを実行してください。

※ [ようこそ]ビューが表示されない場合、メニューバーから[ヘルプ]⇒[チュートリアル]の順に選択してください。
※ 一部のチュートリアルはヘルプに説明が記載されていません。<jprobe_install>/demos/以下のディレクトリを直接参照してください。

チュートリアルプログラム一覧
Memory分析

JProbe Memoryはヒープ領域のオブジェクトを監視します。メモリリークの疑いのあるオブジェクトや、パフォーマンス低下の原因となる過度なオブジェクト割り当ての検出を行います。

チュートリアルでは、メモリリークなどの問題を含むプログラムを計測します。計測結果により、問題の原因となっているオブジェクトを特定します。

次に該当のオブジェクトに対して修正を施したプログラムをJProbe Memoryで計測し、問題の回避を確認します。

LeakExample 使用されていないコレクション参照が原因で発生するメモリリークの計測を行います。
LeakExample2 使用されていないリスナが原因で発生するメモリリークの計測を行ないます。
StalledStack 機能を停止したスタック参照が必要以上に長くメモリ内でオブジェクトを保持する仕組みを明らかにします。
Network サーバーへの接続とデータベースへのクエリーを実行するクライアント(スレッド)をシミュレートします。ログインデータと接続に対して一時オブジェクトが作成されます。
Strings 文字列オブジェクトを大量に割り当てる不適切なアルゴリズムを調査します。
AccountInfo 3つのアカウント情報セットを表示し、総計メモリ分析を使用して間接オブジェクトのインスタンス化の影響を表示する方法を説明します。
AccountInfoオブジェクトの最初のインスタンスは、ClassLoaderが使用する分も含めて、作成された間接オブジェクトの影響で、後で作成されるインスタンスよりも多くのメモリが必要になります。
Performance分析

JProbe Performanceはアプリケーションの実行スピード計測とボトルネック検出を行います。また、デッドロックを引き起こしたスレッドを検出し、原因となるコードを特定します。

Polynomial 異なる2つのアルゴリズムで多項式の計算を実行し、処理スピードの違いを確認します。ボトルネックとなるコードの特定と、それが改善されていることの確認を行えます。
Diner Dinerチュートリアルでは、スレッドのデッドロックを検出し、そのスレッドを起動したコードを特定します。
Coverage分析

JProbe Coverageは、テストプログラムの実行状況を記録します。未テストコードの比率や位置をグラフやソースで明示します。

チュートリアルでは、条件分岐などの要素を持つサンプルプログラムを使って、JProbe Coverageの計測機能を確認できます。

Adventure テキストベースのアドベンチャゲームアプリケーションに対する、2つのテストケースの有効性を評価できます。
SwitchCaseTest switchステートメントを含むコードを行単位および条件単位で分析します。
TryCatchFinally
Test
try-catch-finallyステートメントを行単位で追跡するJProbe Coverageの機能を示します。

これらはすべてスタンドアロンアプリケーションの形態で提供されています。チュートリアルを実行する過程で、スタンドアロンアプリケーションを計測するための設定方法をあわせて習得できます。

計測対象のアプリケーションがスタンドアロンであれば、そのまま作成したアプリケーションの計測を行ってください。Java EEアプリケーションの計測を行う場合は、「5. Java EEアプリケーションサーバーとの統合」に進んでください。
» 5. Java EEアプリケーションサーバーとの統合

5. Java EEアプリケーションサーバーとの統合

JProbeには、あらかじめ主要なアプリケーションサーバーの計測に必要な情報が用意されています。システムごとに異なるインストールパスやJavaオプションなど、最低限のパラメータを指定するだけで計測を実施できます。

アプリケーションサーバーの統合手順については『JProbeユーザーガイド』 【<jprobe_install>/doc/JProbe_Guide.pdf】の[アプリケーション分析のためのJProbe設定]-[Java EEアプリケーションの設定]をご覧ください。

6. Java EE形式のチュートリアル

JProbeでJava EEシステムのパフォーマンスチューニングを行うには、フィルタによる負荷軽減など大規模アプリケーションを計測するための工夫が必要です。

Java EE環境での計測手順を習得するために、ゲームパックデモを使用します。
ゲームパックデモはEAR形式のWebアプリケーションで、アプリケーションサーバーにデプロイして実行します。

実行方法は、『JProbeチュートリアル』
【<jprobe_install>/doc/JProbe_Tutorials.pdf】の[JProbeゲームパック]をご覧ください。

ゲームパックデモには次のチュートリアルが含まれています。

チュートリアルプログラム一覧
分析ツール プログラム名 計測対象のパフォーマンス問題
JProbe Performance マインスイーパー 画面表示のボトルネックとなるイメージファイルの不適切な処理
Web画面を開くたびにイメージファイルを生成するため、リクエストが発生するたびに負荷の高い処理が実行されます。
JProbe Memory マッチゲーム コンテナからの参照によるメモリリークの発生
コンテナからの参照により解放されなくなったセッションBeanがヒープ領域に留まり続けます。
マインスイーパー オブジェクトのライフサイクルに起因するシステムパフォーマンスの低下
文字列連結を繰り返すことで短期オブジェクトの過剰割り当てが発生します。
JProbe Coverage JProbe Coverageは性質上、固有のチュートリアルはありません。JProbe Performance、JProbe Memoryのいずれのチュートリアルでも、Java EE環境でのカバレッジ計測を行うことができます。

計測ターゲットに応じたチュートリアルを実行し、Java EE環境での計測手順をご確認ください。

7. JProbe Eclipseプラグイン

JProbeには、Eclipseプラグインも提供されています。Eclipseで開発したアプリケーションのテスト実行と同様の手順で、パフォーマンス分析が行えます。

JProbe Eclipseプラグインのインストール、環境設定の手順については『JProbe Eclipseプラグインガイド』【<jprobe_install>/doc/JProbePluginsForEclipse_Guide.pdf】をご覧ください。

8. 参考資料・その他

JProbeには、オンラインヘルプをはじめとするさまざまなドキュメントが付属します。
また、グレープシティのWebサイトでは、製品リリース後に動作検証を行った環境への導入方法など、最新情報を公開しております。

JProbeに関連する情報をまとめてご紹介します。

HTMLドキュメント
JProbe 8.2Jリリースノート

更新内容、既知の問題、制限事項、システム要件など
<jprobe_install>/doc/JProbe_ReleaseNotes.htm

JProbe Antタスク

Apache Antを使ってJProbeをバッチ実行するための手順とチュートリアル
<jprobe_install>/automation/doc/index.html

JProbe Eclipseプラグインのインストール

JProbe Eclipseプラグインのインストール手順
<jprobe_install>/doc/JProbe_EclipseNotes.htm

PDFドキュメント
インストールガイド

製品のインストールとアンインストールの手順、およびそれに関連する情報
<cd-rom_root>/docs/JProbe_Install.pdf

ユーザーガイド

Memory、Performance、Coverageの3つの分析ツールに関する情報と使用手順の説明
<cd-rom_root>/docs/JProbe_Guide.pdf

チュートリアル

JProbeに付属するデモアプリケーションについての説明
<cd-rom_root>/docs/JProbe_Tutorials.pdf

リファレンスガイド

JProbeセッションを自動化する方法、JProbeが提供するコマンドラインツールの説明
<cd-rom_root>/docs/JProbe_Reference.pdf

Eclipseプラグインガイド

JProbe Eclipseプラグインのインストール、EclipseにJProbe環境を設定する手順の説明
<cd-rom_root>/docs/JProbePluginsForEclipse_Guide.pdf

Quest Software License Server™ 管理者ガイド

コンカレントライセンスを購入した際に必要となる、ライセンス管理サーバーのインストールおよび運用方法のご案内
<cd-rom_root>/docs/QSLSAdminGuide.pdf

Javaヘルプ
ユーザーガイド

Memory、Performance、Coverageの3つの分析ツールに関する情報と使用手順の説明
※ ユーザーガイド(PDF形式)と同じ内容です。
JProbe 起動後、メニューから[ヘルプ]-[トピック]を選択

チュートリアル

JProbeに付属するデモアプリケーションについての説明
※ チュートリアル(PDF形式)と同じ内容です。
JProbe 起動後、メニューから[ヘルプ]-[チュートリアル]を選択

Webサイト(技術情報)
JProbe 8.2J 紹介ページ

スタートガイド、機能紹介、よくある質問などは、こちらからご覧ください。

JProbe 8.2J製品の詳細

機能・動作環境・ライセンス・価格など製品に関するご案内は、こちらからご覧ください。

Webサイト(ユーザーサービス)
トライアル版ダウンロード

製品評価版の利用申請は、こちらから行ってください。

よくある質問(FAQ)

よくあるお問い合わせと回答は、こちらからご覧ください。

バグレポート

確認済みバグ情報は、こちらからご覧ください。

テクニカルサポートフォーム

製品ご購入後の技術的なお問い合わせは、こちらから行ってください。
※ 要サポート契約