安心でおいしいお米を それは当たり前のようで難しい。
広大な田んぼの中を容赦なく生える雑草 草取りの日々は果てしなく続く。
小さな働き手はアイガモのヒナ。
元気よく水田を泳ぎ、土を撹拌させながら 除草も手伝ってくれる大切なパートナー。
信頼されるものを作りたい 顧客の要求に応えたい。
理想と現実の間で悩むこともある そんな開発者の頼りになる存在でありたい。
グレープシティはいつも開発者の側にいる あなたと共に。
田植えが終わった水田にアイガモのヒナを放つ。
雑草や害虫を取る手伝いをしてくれるが、お腹がすくと苗をついばむので朝晩の餌やりは欠かせない。
余った有機野菜やくず米などの餌も、やがて苗の生育を促す天然肥料へとサイクルされる。
泳ぎ回って水田をかきまわし、根に刺激を与えるのもヒナの仕事。
そのヒナを天敵から守るのは人間の役目、夜通しで番をすることもある。
アイガモの飼育は簡単ではないが、ヒナと苗の成長を同時に楽しめるのはこの農法ならでは。

完全無農薬・無化学肥料の田を野生の生き物は瞬時にかぎ分ける。
トンボやカエルがふ化するために集まり、巣作りの土を求めツバメが寄ってくる。
人間の食を真面目に考えた田んぼは、良質の米だけでなく野生の生命をも育む。
自然の力や雑草の強さを、苗や稲穂の本当の色を、この田は教えてくれる。


7代続く家業を継ぐも、化学肥料や農薬を使用する農業に疑問をいだ
き、夫婦で無農薬栽培に取り組む。試行錯誤の末、合鴨農法にたどり
着くが、一晩で100羽ものヒナをキツネに襲われる苦い経験もした。
それでも「安心して食べられる、おいしいお米を」その思いだけで25
年以上も有機米を作り続けている。
米どころとして有名な宮城県の北部に広がる大崎平野。
隣県にまたがる船形連峰のブナ林がこの地に豊かな水をもたらす。
山々を覆うブナを守ることは、田畑を守り、食を守ることにつながる。
自然の循環と恵み、その尊さを知る小関氏は、主峰である船形山の森林の再生に
長年力を注いでいる。