導入事例

画像「一般社団法人日本舞台音響家協会様」

これは便利!という機能が製品に追加されていくので、それに合わせてバージョンアップし続けています。

一般社団法人日本舞台音響家協会様は、演劇やミュージカルなどの音響効果とコンサートやイベントなどのPA(ピーエー)操作を行う音響家を中心とする団体として各種活動を行っている。
今回は、ActiveReports for .NETを導入いただいている会計システム「舞台音響経理」について、協会の常務理事である萩田様にお話を伺った。
10年以上安定稼働を続けるシステムは、萩田様による日々のメンテナンスの賜物といえる。

開発概要
開発案件 使用弊社製品 主な利用機能
「舞台音響経理」
(公益法人会計基準に準拠した
会計システム)
ActiveReports for .NET セクションレポート、ページレポート、Excel出力、WPFビューワ

導入背景

稼働から10年の安定運用を支えるのは、音響家である異色のプログラマ

―― はじめに協会で使用中の会計システム「舞台音響経理」について教えてください。

萩田様:協会の収支のすべてを管理している「舞台音響経理」は、日本舞台音響家協会が2000年に任意団体として発足した際に、AccessのVBAで開発したのが始まりです。 しばらくはAccessの会計システムとして運用していたのですが、帳票数が増えてきたこともありますし、利便性向上や今後の拡張のために2005年頃.NET化しSQL Server上で動作するシステムに再構築しました。 当時は任意団体でしたが、ゆくゆくは公益法人化を果たしたいということもあり、それを見据えて全面的に機能を見直して開発しなおしたのです。その際、帳票開発のためにActiveReportsを導入しました。

―― AccessのシステムからVB.NETに移行して現在の会計システムになったのですね。.NETでのシステム構築の際、どういったきっかけでActiveReportsを採用いただいたのですか?

萩田様:Accessで作っていた帳票デザインを移行できるということがまず条件でしたが、郵便バーコードとチェックボックスの表示に対応していることが決め手でした。 もっとも、直接的なきっかけはITの勉強会で知り合った知人に勧められたからです。

―― IT関連の勉強会などで情報収集をされるのですね。

萩田様:はい、現在の本職は音響家なので(笑)。 システム開発は、音響家としての仕事の合間に行っているのですが、最新技術の収集や情報交換のために勉強会やセミナーには積極的に参加するようにしています。 ActiveReportsの機能に関しても、セミナーを通じて習得したものも多いですよ。

―― 音響家のお仕事の合間に開発ですか?! 

萩田様:大学時代から趣味でBasicを触っていましたし、IT関連企業に勤務しクレジット決済や損害保険関連のシステム開発を行っていたことがありましたので、システム開発や財務の知識があったのです。 会計のシステム化を検討した際に、私しかできる人がいなかったので開発を担当し、そのまま現在に至っている感じですね。
Accessから.NETに移行し稼働させるまで2年を要しましたが、2007年から運用を開始した現システムは今年でちょうど10年安定稼働しています。

画像「一般社団法人 日本舞台音響家協会 常務理事 萩田 勝巳様」
一般社団法人 日本舞台音響家協会 常務理事
萩田 勝巳 様

国家資格である「第一種情報処理技術者」と「一級舞台機構調整技能士(音響)」を保持する異色のプログラマ。本業は、演劇やコンサートイベントなどでPA機器を操作する音響家。
「夏から秋にかけては音響家として全国を飛び回っているため最小限のメンテナンスを行い、大掛かりの改修は冬の間に行っています。」


ActiveReportsの活用

セクションレポートとページレポートを帳票要件に合わせて使い分け

―― 公益社団法人化を念頭に、公益法人会計に準拠したシステムということですが、法定帳票の作成にもActiveReportsは対応できていますか?

萩田様:はい、システム内には仕訳帳、貸借対照表、正味財産増減計算書などの法定帳票がありますが、ActiveReportsで問題なく作成できています。
システム内には40種ほどの帳票がありますが、バージョン 7.0Jから追加されたページレポートには、Matrixコントロールもあり、これまで苦労して作成していたクロス集計のような帳票もラクにデザインできるようになりました。 またページレポートはExcel出力の精度が高いので助かっています。

―― ページレポートのMatrixコントロールも活用いただいているようでありがとうございます。ちなみに、ページレポートとセクションレポートはどのように使い分けているのでしょうか?

萩田様:セクションレポートは実行時データ連結が非常に簡単に行えるのが特長です。 したがって、コーディングでデータソースを帳票にバインドする場合は今でもセクションレポートを使います。 ページレポートでも同様の処理はできますが、バインド予定のデータフィールドを帳票内に定義しておかなくてはならないので手間になりますからね。

ページレポートは前述したMatrixコントロールの機能を使ってレイアウトを柔軟に設計したいときや、原本と控えをセットにした綴りの帳票(複写伝票)を開発する際に便利といった良さがあるので、 帳票仕様に合わせて使い分けています。


システムの改修

現在まで130回以上のメンテナンスを実施。システムの使いやすさを日々追求

―― 2007年から現在にいたるまで10年安定稼働しているということですが、定期的にメンテナンスを行っているのですか?

萩田様:はい、会計業務の担当者からの改善要望を受ける形で、定期的にメンテナンスしています。リリース履歴はすべて記録していますが、これまで130回以上行っています。

―― 音響家としてのお仕事の合間に130回以上のメンテナンスを行っているなんて、すごいですね。代表的な改修を教えていただけますか。

画像「一般社団法人 日本舞台音響家協会 常務理事 萩田 勝巳様」

萩田様:大きいところで言えばシステム全体をWindows FormsからWPFに移行していることですね。WPFはボタン配置などのレイアウトが自由、画面拡縮がしやすいといったメリットがあります。 ActiveReportsのWPFビューワも活用させてもらっています。

帳票に関しては、ページレポートでの開発もそうですが、法改正に準じた法定帳票の見直し、マイナンバーに対応したり、角印を出力できるようにしたりといった細かいメンテナンスが多いです。

―― 長年にわたりActiveReportsをご利用いただいていますが、システムの改修に貢献できていますか?

萩田様:ActiveReportsは「舞台音響経理」の初期バージョン開発の際に2.0Jを導入して以降、すべてのバージョンを使っています。新しいバージョンが出るたびに「これは便利!」と思う機能が追加されるのでシステム改修にとても役立っています。
ページレポートのMatrixコントロールもそうですが、TextBoxコントロールのTextJustifyプロパティ(文字の均等割付)とShrinkToFitプロパティ(フォントサイズの自動調整)が追加された際にはすぐに導入しました。宛名文字列の長さを気にしなくてよくなり、開発効率が断然アップしましたよ。

―― 今後の改修予定があれば教えてください。

萩田様:2017年に公益社団法人認定に向けての審査を受ける予定なので、それに合わせて必要な帳票を現在開発しています。また運用環境もクラウド化していきたいですね。

―― 公益社団法人化に向けて大忙しですね。本日は、協会の会計業務のすべてを管理するシステムをお一人で、しかも本業の合間に開発されていることを伺い、ただただ驚きでした。今後も開発中で何かお困りごとがございましたら、テクニカルサポートにいつでもお問合せください。どうもありがとうございました。

取材協力:2016年10月


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一般社団法人日本舞台音響家協会

所在地
(事務局)
〒169-0075
東京都新宿区高田馬場1丁目29番22号 壽ビル205
創立 2000年1月1日
法人設立 2013年4月1日
事業内容 (1) 舞台音響の技術・芸術の向上と普及、舞台音響家の育成、安全に作業するための技術と意識の向上に関する事業
(2) 舞台音響に関する調査、資料収集、研究を行なう事業
(3) 優れた舞台音響家を表彰する事業
(4) 舞台音響に関する広報及び出版事業
(5) その他、当法人の目的を達成するために必要な事業
URL http://www.ssa-j.or.jp/

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