スタートガイド

  1. はじめに
  2. インストール
  3. Tomcatサンプルの実行
  4. バーコードのデザイン
  5. バーコードイメージのテスト
  6. プログラムの作成
  7. データやプロパティの動的な変更
  8. 参考資料

1. はじめに

本資料では、次の方にJBarCode 3.0Jの導入方法をご紹介します。
・JBarCode 3.0J製品版をすでにご購入いただき、お手元に納品メールが届いている方
・これからトライアル版を使ってJBarCode 3.0Jの評価を行う方
はじめて製品をご利用いただくことを前提に、インストールからデザイナ上でのバーコードプロパティの設定、Javaアプリケーションでの出力までの手順をご説明します。

なお、必要に応じて、詳しい説明を記述したドキュメントを紹介していますので、あわせてご確認ください。

2. インストール

すでに製品をご購入いただいた方は、「製品版のインストール」をご覧ください。
トライアル版をお使いいただく方は、「トライアル版のインストール」をご覧ください。

製品版のインストール

  1. 製品購入後、ユーザー登録者様宛にシリアル番号(英数字3桁+5桁)を記載したE-mailをお届けします。
  2. 1.のシリアル番号を使って下記のWebサイトからライセンスの申請を行ってください。
    Java製品 ライセンスキー発行の申し込みはこちら
    ウィザード形式の申請フォームの最後に、コンピュータのホスト名とCPU数を記載する欄があります。JBarCodeをインストールするコンピュータの情報を入力してください。
  3. ライセンスキーファイルが届いたら、WebサイトからターゲットコンピュータのOSに対応したモジュールをダウンロードしてください。
  4. インストーラをダウンロードし、起動してください。

トライアル版のインストール

  1. 下記のWebサイトからトライアル版の利用申請を行ってください。
    [ダウンロード]-[トライアル版]-[Java]はこちら
  2. グレープシティからトライアルライセンスキーファイルを添付したE-mailをお届けします。
  3. 2.のメールにトライアル版モジュールのURLが記載されています。ターゲットコンピュータのOSに対応したモジュールをダウンロードしてください。
  4. インストーラをダウンロードし、起動してください。

3. Tomcatサンプルの実行

JBarCodeには、Tomcat上でバーコードを生成するサンプルWebアプリケーションが付属しており、製品の機能を確認できます。以下の手順でTomcatを起動してください。

サンプルアプリケーションにはJavaソースコードが付属しています。製品の利用方法を習得する際にお役立てください。

Windows : 
[スタート]-[プログラム]-[JBarCode 3.0J]-[サンプル]-[Tomcatの起動]の選択
または、<JBarCode_install>/bin/tomcat-startup.exe の実行
UNIX : 
<JBarCode_install>/bin/tomcat-startup の実行

Tomcatを起動したら以下のURLをクリックしてください。サンプルのトップページが表示されます。
 » http://localhost:8686/jbarcode/

画像「Tomcatサンプル」拡大
Tomcatサンプル

ServletやJSP形式など、アプリケーションでバーコードを出力するサンプルを実行できます。

各サンプルプログラムのソースコードは以下のディレクトリにあります。こちらもあわせてご覧ください。

Servlet : 
<JBarCode_install>/sample/
JSP :
<JBarCode_install>/jakarta-tomcat/webapps/jbarcode/

4. バーコードのデザイン

ここでは、デザイナを使ってバーコードをデザインする方法を紹介します。

Windows : 
[スタート]-[プログラム]-[JBarCode 3.0J]-[バーコードデザイナ]の選択
または、<JBarCode_install>/bin/designer.exe の実行
画像「バーコードデザイナ」拡大
バーコードデザイナ

デザイナでは、画面左側のプレビューを確認しながら右側のプロパティを変更していきます。バーコードのプロパティには、幅、高さ、左右の余白、色など各規格に共通のものと、規格に固有のものがあります。バーコード種を選択すると、その種類に応じて設定が必要な項目のみ表示されます。

関連ドキュメント
《プログラマズガイド》 [アプリケーションの開発] → [バーコードデザイナ]
《プログラマズガイド》 [アプリケーションの開発] → [プロパティ/フィールド一覧]

5. バーコードイメージのテスト

デザインしたバーコードがリーダーで正しく読み込めるかテストしたい場合は、画像出力の機能を使用してください。 開発ライセンスやトライアルライセンスでも、この機能で出力したバーコードにはライセンス種別を表すメッセージが入らないため、運用ライセンスと同じ状態でテストできます。

[ファイル]メニューから[画像出力]を選択し、[PNG]か[JPEG]のいずれかの形式を選択すると、現在のデザイナの設定でバーコードイメージが出力されます。

画像「画像出力」拡大
画像出力

出力したバーコードイメージは、帳票やラベルに印刷してテストできます。QRコードであれば、Web画面にも表示してテストできます。

関連ドキュメント
《プログラマズガイド》 [アプリケーションの開発] → [バーコードデザイナ] → [画像出力]

6. プログラムの作成

ここからは、バーコードをユーザーアプリケーションで表示する方法を紹介します。

JBarCodeのデザイナでは、Javaプログラムでバーコードを表示するためのソースコードを自動的に生成できます。

ソースコードの自動生成を行うには、[ファイル]メニューから[ソースコード出力]を選択し、実行形態に応じたコードの形式を選択してください。

画像「ソースコードの自動生成」拡大
ソースコードの自動生成

生成できるソースコードは次の4種類です。

  • Servlet
  • JSPスクリプトレット
  • JSPカスタムタグ
  • スタンドアロンJavaアプリケーション

サーバーサイドアプリケーションであれば、通常はServletを使用してください。Webページにバーコードを直接表示する場合、JSPのいずれかの形式を選んでください。クライアントアプリケーションではスタンドアロンJavaアプリケーション形式を選択してください。

生成されたコードにはデザイナで設定したテストデータも含まれています。ソースコードを実行すると、Webページやアプリケーションでバーコードが出力されます。

関連ドキュメント
《プログラマズガイド》 [アプリケーションの開発] → [バーコードデザイナ] → [ソースコード出力]

7. データやプロパティの動的な変更

実際のアプリケーションでは、ユーザーの入力内容やデータによって、バーコードのスタイルやデータを動的に設定します。

JavaプログラムでJBarCodeのプロパティを変更する際、a. JBarCode APIを使用する方法と、b. XML形式のファイルを読み込む方法があります。

APIを使用すると、個々のプロパティをソースコード上で変更できるため、条件ごとに細かく調整できます。

一方XMLファイルを使用すると、ファイルの置き換えだけでプロパティを一度に切り替えられます。ただし、この方法では、あらかじめファイルを生成したり、使用後に削除するといった作業が発生します。

変更するプロパティが少ない場合はAPIを、バーコード種を切り替えるような大きな変更であれば、XMLファイルを使用してください。

a. JBarCode APIによる設定

デザイナから自動生成したソースコードでは、com.grapecity.barcode.BarCodeクラスのオブジェクトに対し、APIでプロパティが設定されています。

自動生成したServlet形式のソースコード
import com.grapecity.barcode.BarCode;
import com.grapecity.barcode.valuetype.*;

import java.awt.Color;
import java.awt.Font;
import javax.servlet.*;
import javax.servlet.http.*;

public class BarCodeServlet extends HttpServlet {
  public void service(HttpServletRequest request, HttpServletResponse response) {
    try{
      
      // バーコードオブジェクトの作成
      BarCode barcode = new BarCode();

      
      // バーコード種の指定
      barcode.setType(Type.QRCode);
      
      // 値の設定
      barcode.setValue("http://www.grapecity.com/japan/java/jbarcode/");
      
      // 各種プロパティの設定
      barcode.setValueEncode("shift_jis");
      barcode.setDPI(150);
      barcode.setBarSize(new BarSize("25.061mm, 25.061mm"));
      barcode.setMessageFont(new Font("Dialog", Font.PLAIN, 12));
      barcode.setForeColor(new Color(0x000000));
      barcode.setBackColor(new Color(0xffffff));
      barcode.setOption(new OptionQRCode(
          OptionQRCode.Model2, OptionQRCode.ErrorLevel_L, -1, OptionQRCode.MaskAuto));
      
      // PNG形式で出力ストリームへバーコード出力

      ServletOutputStream out = response.getOutputStream();
      barcode.saveImage(out, BarCode.PNG);
      
    }catch(Exception e){
      e.printStackTrace();
    }
  }
}

このコードを書き換えることで、データやプロパティを動的に変更できます。詳細は以下の関連ドキュメントをご覧ください。

関連ドキュメント
《プログラマズガイド》 [アプリケーションの開発]
 → [Servlet/JSPスクリプトレット/スタンドアロンでの開発]
《プログラマズガイド》 [アプリケーションの開発] → [プロパティ/フィールド一覧]
《APIリファレンス》

b. XMLファイルによるプロパティの変更

JBarCodeのバーコードデザイナでは、設定したプロパティをXMLファイルに出力できます。このXMLファイルを使ってアプリケーション内でバーコードのプロパティをまとめて切り替えられます。

バーコードプロパティを格納したXMLファイルを出力するには、[ファイル]メニューから[名前を付けて保存]を選択してください。

画像「XMLファイルの保存」拡大
XMLファイルの保存

ダイアログから保存先ディレクトリを指定しファイル名を付けて保存してください。

保存したXMLファイルは、アプリケーション内で読み込むことができます。以下のサンプルでは、自動生成されたServlet形式のソースコードを修正し、com.grapecity.barcode.BarCodeクラスを経由して、XMLファイルからプロパティを読み込んでいます。

XMLファイルからのバーコードプロパティの読み込み
import com.grapecity.barcode.BarCode;

import javax.servlet.*;
import javax.servlet.http.*;

public class BarCodeServlet extends HttpServlet {
  public void service(HttpServletRequest request, HttpServletResponse response) {
    try{
      
      BarCode barcode = new BarCode();
      
      // XMLファイルからのプロパティの読み込み
      barcode.load("BarcodeStyle.xml");
      
      ServletOutputStream out = response.getOutputStream();
      barcode.saveImage(out, BarCode.PNG);
      
    }catch(Exception e){
      e.printStackTrace();
    }
  }
}

数行のコードだけでバーコードプロパティを読み込むことができました。

関連ドキュメント
《プログラマズガイド》 [アプリケーションの開発]
 → [バーコードデザイナ]
 → [テンプレートファイルの保存]
《プログラマズガイド》 [アプリケーションの開発]
 → [Servlet/JSPスクリプトレット/スタンドアロンでの開発]
 → [テンプレートファイルのロード]

なお、a. JBarCode APIまたはb. XML形式のファイルで作成したソースコードは、以下のランタイムをクラスパスに追加し、コンパイル、実行してください。

JBarCodeランタイムライブラリ : <JBarCode_install>/lib/jbarcode.jar

8. 参考資料

JBarCodeには、オンラインヘルプをはじめとするさまざまなドキュメントが付属します。

製品付属のドキュメント

リリースノート

新機能、既知の問題、制限事項、システム要件など
<JBarCode_install>/readme.html

導入ガイド

ライセンスキーファイルの入手方法、インストール、アンインストールの方法の説明など
<JBarCode_install>/doc/installation.html

プログラマズガイド

デザイナの使い方、Javaアプリケーションの開発方法、プロパティの説明など
<JBarCode_install>/doc/index.html

JBarCode APIリファレンス

JBarCode APIとして提供されるクラスやメソッドの詳細情報
<JBarCode_install>/doc/api/index.html