プログラミングトピック 運用環境への最適な導入手順

J2EEシステムの開発では、Javaの持つマルチプラットフォーム動作の特性を生かし、Windowsでコーディングから単体/結合テストまでを行い、システムテストでUNIX環境へ移行するという、効率の良い開発スタイルが定着しています。しかし、Windows環境で作成したWebアプリケーションをUNIXなどのサーバーに配備する際に、環境の違いから予期せぬ問題が発生するケースも多いようです。

JClass ServerChart/ServerReportをご利用のお客様からも、この移行に際しての質問を最も多くいただいています。そこで、これらの製品をUNIXなどのサーバー環境に適切に導入するための手順と注意点を、順を追ってご紹介します。

※ このドキュメントは、製品付属の『導入ガイド』の内容を補うものです。導入ガイド[インストール]の項をよくお読みいただいた上で、あわせてご利用ください。
導入ガイドは、製品CD-ROMの /HTML/INDEX.HTML からご覧いただけます。

1. ライセンスキーの取得

まずは製品のインストール準備です。
運用/開発ライセンスはいずれも、使用前にライセンスキーの申請が必要です。下記フォームから必要事項を入力してください。

Java製品 ライセンスキー発行の申し込みはこちら

※ 申請からライセンスキーのお届けまで1~2営業日かかります。
案件の運用開始スケジュールをご確認の上、余裕を持ったご申請をお願いします。

ライセンスキーファイルが到着したら、FTPなどを使って製品を使用するマシンにコピーを行ってください。

UNIX系OSで、Xサーバーが利用できない環境へのインストールは、[2-b.ヘッドレス環境へのインストール]に進んでください。それ以外のGUIが利用できる環境では、[2-a.GUI環境へのインストール]に進んでください。

2-a. GUI環境へのインストール

導入ガイドの内容に沿ってインストーラを起動してください。

インストールウィザードの冒頭で、取得したライセンスキーの登録を行う箇所があります。[1.ライセンスキーの取得]で取得したライセンスキーファイルを使用してライセンスの登録を行ってください。

インストールウィザードの途中で、JDK 1.4の選択または新規インストールを確認するメッセージが表示されます。このJDKは、製品デモプログラムおよびJClass ServerChart/ServerReportデザイナで使用するためのものです。実際に製品を動作させるアプリケーションサーバーのJDKとは関係ありません。

インストールが終了したら、[3.クラスパス]に進んでください。

2-b. ヘッドレス環境へのインストール

JClass ServerChart/ServerReportのインストーラはGUIアプリケーションです。Xサーバーが起動していない環境(ヘッドレス環境)ではインストールを行うことができません。

このような環境では、以下の手順でインストールおよびライセンスの登録を行ってください。

  • WindowsなどのPCをインストール対象となるサーバーマシンと同じホスト名に一時的に変更してください。
  • ホスト名を変更したPCでインストーラを起動してください。このとき、製品を使用するマシンのOSではなく、一時的に製品をインストールするマシンのOSに対応したインストーラモジュールを使用してください。
  • ホスト名を変更したPCでライセンスの登録を行い、インストールを完了させてください。
  • インストールが終了したら、一時的に製品をインストールしたマシンのホスト名を元に戻してください。
  • 製品をインストールしたルートディレクトリに存在するlibディレクトリ内のすべてのファイルを、実際に製品を使用するマシンに、FTPなどを使ってコピーしてください。

一時的に製品をインストールしたマシンから製品をアンインストールし、[3.クラスパス]に進んでください。

3. クラスパス

JClass ServerChart/ServerReportを使用したWebアプリケーションが動作するアプリケーションサーバーに、ランタイムjarファイルへのクラスパスを設定します。

アプリケーションサーバーへのクラスパスの設定方法は複数存在します。

  1. 管理コンソールで設定する
  2. warファイル、またはearファイルに含める
  3. アプリケーションサーバーのlibディレクトリに配置する
  4. Webアプリケーションの/WEB-INF/libディレクトリに配置する
  5. サーバー起動スクリプトや設定ファイルに直接パスを記述する

アプリケーションサーバーによって、利用できる設定方法や適用される範囲が異なる場合がありますので、アプリケーションサーバーのマニュアルを確認し、設定方法を選択してください。

[2-a.GUI環境へのインストール]または[2-b.ヘッドレス環境へのインストール]でライセンス登録済みのlibディレクトリのファイルのうち、以下のファイルがそれぞれの製品の必須モジュールです。

JClass ServerChart : jcschart.jar , crimson.jar , jaxp.jar
JClass ServerReport : jcsreport.jar , crimson.jar , jaxp.jar

その他、ご利用になる機能により、以下の追加設定が必要です。

JClass ServerChart でSVG形式での出力機能を利用する場合 :
  lib ディレクトリ内の "batik-"ではじまるjarファイルすべて
JClass ServerReport でバーコード機能を利用する場合 :
  /grapecity/barcode/lib/BarCode.jar

GUI環境でご使用の場合、これで準備が完了したことになります。アプリケーションサーバーを起動し、正しく動作するかテストを行ってください。

Xサーバーを起動せずに製品を使用する場合、[4.ヘッドレス環境の設定]に進んでください。

4. ヘッドレス環境の設定

Xサーバーを起動しない環境でJClass ServerChart/ServerReportを使用するには、AWTおよびSwingパッケージのクラスを有効にするため、以下のいずれかを使用する必要があります。

  1. Xvfb
  2. PJA Toolkit
  3. ヘッドレス機能

導入ガイド [使用と配布] → [JClass ServerChart/JClass ServerReportとヘッドレス操作]に、これらの配布元や関連Webサイトの案内が記載されています。

5. トラブルシューティング

運用サーバーへの製品導入時に発生しやすいトラブルとその対応方法を紹介いたします。