MultiTouch

Windows 8のデスクトップアプリケーションでは、パソコンがタッチ対応パネルを搭載していたとしてもiPadやAndroidアプリのようにピンチ操作でフォームを拡大することはできません。
しかし、MultiTouchのGcZoomコンポーネントを使用すると、既存のWindowsフォームの画面デザインを保ったまま、タッチ操作で画面を拡大できるようになります。


ズーム機能を利用するには

ズーム機能を使用するために必要な手順は、GcZoomコンポーネントをフォームに配置して、プロジェクトをビルドするだけです。具体的には以下の4つのステップで、ズーム機能が利用できます。

  1. Visual Studioで、既存のWindowsフォーム アプリケーション プロジェクトを開きます。
  2. Visual Studioのツールボックスから「GcZoom」コンポーネントを選択し、フォームに配置します。
  3. プロジェクトをリビルドして、実行します。
  4. フォームをタッチし、ピンチ/ストレッチの操作をします。

ズーム機能を使って画面を操作する

タッチデバイスでは入力時に画面を拡大してから値を入力し、入力完了後に画面を縮小して元のサイズに戻すことで、タッチ操作での入力を快適に行うことができます。

画像「拡大ズームして値を入力」
拡大ズームして値を入力

ズーム機能は、フォーム上のすべてのオブジェクトを拡大または縮小し、フォームのサイズにあわせて表示します。

画像「ズーム操作によるオブジェクトの拡大」
ズーム操作によるオブジェクトの拡大

また、フォームを拡大したとき、画面にはフォームの一部のコントロールだけが表示されているので、画面に指を触れたまま指を移動することで、画面内をスクロールできます。

画像「拡大ズーム時のスクロール操作」
拡大ズーム時のスクロール操作

ズーム機能の使い分け

ズーム機能はフォームごと/プロジェクト全体/プロジェクトの一部に対して適用できるコンポーネントとコントロールを用意しているので、ズーム対象にあわせて使い分けることができます。

コントロール名 機能
GcZoom
ズームコンポーネント
ズーム機能を提供します。ズームしたいフォームごとにズームコンポーネントを配置して使用します。
GcZoomPanel
ズームパネルコントロール
パネル内の子コントロールに対してズームできます。フォーム内の一部分だけをタッチ操作でズームしたい場合などに使用します。
GcApplicationZoom
アプリケーションズームコンポーネント
アプリケーションズームコンポーネントをスタートアップ フォームに配置することで、アプリケーションに含まれるすべてのフォームをズームできます。

その他のズーム機能

ズーム機能には、いろいろな機能を実現するためのプロパティが用意されています。これらの機能を使用することで、ズーム機能をさらに使いやすくすることができます。

最大ズーム率の設定

ズームは100%~400%の範囲で拡大率を変更できます。また、MaxZoomFactorプロパティで最大ズーム率を400%以下に設定することもできます。

ダブルタップによるズーム

Internet Explorerなどのブラウザでは、ダブルタップすると画面が拡大し、もう一度ダブルタップすると元のサイズに戻ります。MultiTouchでも、AllowDoubleTapZoomプロパティにTrueを設定することで、この動作を実現できます。

ズーム中のプレビュー表示

ズーム中はズーム結果を表示するモードをZoomPreviewModeプロパティで設定できます。このプロパティにBitmapを設定すると、ズーム結果のプレビューをビットマップで表示します。また、AlternativeContentを設定するとズーム率を文字列で表示します。パフォーマンスの向上や他の機能との動作の統一といった要求に合わせて、表示モードを選択できます。

画像「ズーム率の文字列表示」
ズーム率の文字列表示

スナップポイント

タッチでは大まかな操作が可能なため、197%や202%といったズーム率を設定できます。これを200%のようにきりのいい値に自動的に揃えたい場合には、スナップポイントの機能を使用します。
スナップポイントはきりのいい値のコレクションと、スナップを発動する基準となる前後数パーセントの値を指定できるので、ズーム結果が190%~210%の間の場合には自動的にズーム率を200%に設定するといった動作が可能です。

マウスホイールによるズーム

AllowMouseWheelZoomプロパティにTrueを設定すると、Ctrlキーを押したままマウスのホイールを回転することでズームを行うことができます。この機能を使用することで、非タッチ環境でもズーム機能を利用することができます。

ズーム時に背景設定

フォームのサイズを大きくした状態でズーム率を100%に戻すと、元のコンテンツがない部分に余白が生じます。この余白には、背景色または背景イメージを設定できます。背景色はBackColorプロパティ、背景イメージはBackgroundImageプロパティとBackgroundImageLayoutプロパティを使用して設定できます。

画像「ズーム時の背景色」
ズーム時の背景色

スクロール機能

レール機能

既定では、タッチによるスクロール操作は、はじめに指を動かした方向にスクロール先が固定されます。たとえば、はじめに右方向に指を動かして画面をスクロールすると、そのまま斜め右下や左下に向けて指を動かしても、斜めにはスクロールせず、左右方向にだけスクロールします。
このレール動作は、縦方向と横方向でそれぞれを無効に設定ができます。この機能を無効にする場合、縦方向はIsVerticalRailEnabledプロパティ、横方向はIsHorizontalRailEnabledプロパティにFalseを設定します。

スクロールインジケータ

画面をスクロールしているとき、現在表示している範囲を示すスクロールインジケータを表示します。スクロールインジケータはScrollIndicatorModeプロパティで表示モードを設定できます。

ScrollIndicatorMode プロパティの値
None ScrollBar ScrollIndicator

スクロール限界の視覚化

スクロール操作で画面の終端に到達したときに、画面をバウンドする視覚効果によって画面端に到達したことをユーザーに伝えることができます。バウンドの動作は2つのパターンを提供していて、バウンドの対象をフォーム自体/コンテンツ領域から指定できます。バウンドの対象はBoundaryFeedbackModeプロパティで設定できます。

コントロールの自動表示

AutoShowControlプロパティにTrueを設定すると、コントロールのフォーカスが移動したときや、ソフトキーボードが表示されたときにアクティブなコントロールが常に表示されるようにフォームが自動的にスクロールします。


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