作る物は違っても「ものづくり」には相通ずるものがあります。経験を積み自信を深め、自分の信念を貫きつつ、人に喜ばれることを最優先に考える。プロフェッショナル達が作る物、作る思いを紹介しています。


こだわりを訪ねて

[書道] 書の道の礼儀や書法、書く楽しさを教え、多くの弟子を育てあげている書道家がいます。筆に込める想い、書を愛する想い、彼女からのメッセージは伝えること。

書道を知る。

文字を素材とする東洋の芸術「書道」。
中国から伝わり、日本では平安時代が最盛期であったと言われている。
当時のすぐれた書道家として空海、橘逸勢、嵯峨天皇の3人が挙げられる。
昔は教養人のたしなみであったが、近年でも義務教育において指導され、また趣味のひとつとしても人気が高い。
姿勢や筆の持ち方を正す、また集中力が高まるといった自身への徳と共に、
知性、教養として認められるなど得るものが大きい。

写真「書道を知る01」 写真「書道を知る02」

文房四宝とは。

墨、硯、筆、紙の書道に必要な4つの道具を指す。

墨

墨:
墨を磨ることは書く前の大切な儀式ともいえる。音、香りが心を無へと導く。

硯

硯:
良い硯を使うと墨気や墨色が出たなめらかな墨汁に。硯が墨美を左右する。

筆

筆:
動物の毛、竹といった材質や太さの異なる筆も名人は巧みに使い分ける。

紙

紙:
原料、製法、保存方法によって墨色、濃淡、潤渇など書き味に差がでる。

書道家、沼山祥葉。

1990年第36回東北書道展で仙台市教育委員会賞受賞を皮切りに、内閣総理大臣賞など数々受賞。15年以上にもおよび作品を世に送り出すかたわら、子供から大人まで多くの教え子を抱え、師範へと育てあげている。ダイナミックであり繊細、文字や墨の絶妙なバランス、氏の書は人の心を惹きつける。地元を中心に活躍を続け、屋号や製品名など意匠制作も手がける。