プラグイン製品の開発ライセンスとランタイムライセンスについて

文書番号 : 32752     文書種別 : 技術情報     登録日 : 2012/05/09     最終更新日 : 2014/08/26
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対象製品
LEADTOOLS 17.5J Plug-In
詳細
「開発ライセンス」とは、特定のマシンでプラグイン製品を使用したアプリケーションの開発を行える権利を許諾するものです。
「ランタイムライセンス」とは、特定のマシンまたはサーバーマシンへプラグイン製品を使用して作成したアプリケーションを配布できる権利(使用権)を許諾するものです。
以下の製品を使用してアプリケーションを作成し配布する場合、開発ライセンスとランタイムライセンスが必要です。

[対象製品]
・PDF Read Plug-In
・PDF Write Plug-In
・1次元バーコードPlug-In
・2次元バーコードPlug-In
・OCR Plug-In
・マーク認識 Plug-In
・OCR PDF出力 Plug-In
・HTML5 Imaging Plug-In
・HTML5 Document Plug-In

LEADTOOLSのランタイムライセンスには「ランタイムライセンス(シングル)」と「ランタイムライセンス(コアサーバー)」の 2種類があります。
  • ランタイムライセンス(シングル)
    クライアントアプリケーションを配布する場合に必要となるライセンスで、ランタイムライセンス(シングル)1つにつき、1台のコンピュータへ製品の再配布ファイルを配布することができます。

  • ランタイムライセンス(コアサーバー)
    Webアプリケーションなどのサーバーアプリケーションを配置する場合に必要となるライセンスで、サーバー1台に対し、プロセッサーのコア数に応じたライセンスが1つ必要です。
各ライセンスの詳細につきましては、ソフトウェア使用許諾契約書をご確認ください。
ランタイムライセンス価格
ランタイムライセンスの種類(シングル、またはコアサーバー)により異なります。以下を参照してください。
» LEADTOOLS 17.5J 価格表

プラグイン製品の開発ライセンスおよびランタイムライセンスのご購入方法
弊社営業部へお電話またはメールにてお問い合わせください。
所有製品やユーザー登録などを確認のうえ、お客様に応じた見積書と申込書を発行いたします。

※ LEADTOOLS 17.5J の各エディションで使用可能なプラグイン製品は異なります。詳しくは、各エディションで利用可能なプラグイン製品についてをご参照ください。

ライセンスのご提供形態
開発ライセンスは「GrapeCity ソフトウェア製品証書」、ランタイムライセンスは「ランタイムライセンス証書」によりご提供いたします。プラグイン製品は個別にインストールする形態ではなく、必要なファイルはLEADTOOLS 17.5Jのセットアッププログラムでコピーされます。

ライセンスのご購入時期
開発ライセンスとランタイムライセンスは、プラグイン製品を使用したアプリケーションの開発までにお求めください。

注意事項
ランタイムライセンスは、「お客様の開発対象アプリケーション」、「ランタイム種別」、「配布許可数」に基づきます。ランタイムライセンス証書に記載されている内容以外ではご利用いただくことはできません。

ライセンスの注意が必要なケース
プラグイン製品を使用したアプリケーションを配布する際には常にランタイムライセンスが必要となりますが、注意の必要なケースにつきまして以下に記載します。
  • 複数のアプリケーションを配布する場合
    ランタイムライセンスは、配布するアプリケーションプログラムごとに購入が必要です。
     
  • 配布するマシンが増えた場合
    配布マシンの追加や運用サーバーを増設した場合、追加のライセンスが必要です。
     
  • 開発マシンとアプリケーションを実行するマシンが同一の場合
    製品をインストールし、開発に使用したマシンをそのまま運用マシンとして使用する場合も、ランタイムライセンスが必要です。
    ※ 製品を使用したアプリケーションの運用環境には、製品に付属しているランタイムファイルなどを配置する必要がありますが、製品自体をインストールする必要はありません。
     
  • ClickOnceで配布する場合
    WindowsアプリケーションをClickOnceで配布する場合、配布台数分の「ランタイムライセンス(シングル)」が必要です。
     
  • 自社で作成したアプリケーションを自社で運用する(配布元と配布先が同じ)場合]
    作成したアプリケーションを他社に配布するのではなく、自社内で運用する場合も、ランタイムライセンスが必要です。
     
  • 負荷分散構成の場合
    サーバーアプリケーションで複数のサーバーに負荷を分散させて運用する場合、運用サーバー台数分の「ランタイムライセンス(コアサーバー)」が必要です。
     
  • 複数階層システムで運用する場合
    複数階層のシステム(2階層システム、3階層システムなど)で運用する場合、製品を使用したアプリケーションが稼働しているサーバーの台数分、「ランタイムライセンス(コアサーバー)」が必要になります。

    (例1)2台分のランタイムライセンス(コアサーバー)が必要
    Webサーバー 2台 ※LEADTOOLSを使用したWebアプリケーションが稼働
    DBサーバー 1台


    (例2)3台分のランタイムライセンス(コアサーバー)が必要
    Webサーバー 3台 ※LEADTOOLSを使用したWebアプリケーションが稼働
    アプリケーションサーバー 2台
    DBサーバー 1台


    (例3)2台分のランタイムライセンス(コアサーバー)が必要
    Webサーバー 4台
    アプリケーションサーバー 2台 ※LEADTOOLSを使用したアプリケーションやサービスが稼働
    DBサーバー 2台


    ※「アプリケーションサーバー」上で運用されるアプリケーションやサービスには、クライアントからの要求に対してリアルタイムに処理を行うものだけでなく、システムに組み込まれて定期的にバッチ処理を行うようなものも含まれます。
     
  • 予備サーバーに配布する場合
    本番稼働の運用サーバーとは別に、あらかじめ予備サーバー(待機系サーバー)を用意して、そこにサーバーアプリケーションを配布する場合は、予備サーバーの稼働の有無(ホットスタンバイまたはコールドスタンバイ)にかかわらず、予備サーバーに対しても「ランタイムライセンス(コアサーバー)」が必要です。
     
  • XML Webサービスで使用する場合
    Webアプリケーションではなく、XML Webサービス上で製品を使用する場合も、「ランタイムライセンス(コアサーバー)」が必要です。
     
  • イントラネット内で運用する場合
    サーバーアプリケーションをインターネット上に公開するのではなく、イントラネット内で運用する場合も、「ランタイムライセンス(コアサーバー)」が必要です。
     
  • 製品をバージョンアップする場合
    ランタイムライセンスはバージョンによって異なりますので、別バージョンの製品を使用したアプリケーションを配布する場合には、そのバージョンのランタイムライセンスが新たに必要となります。
    たとえば、旧バージョンのランタイムライセンスを、新バージョンのランタイムライセンスとして使用することはできません。

ライセンスが不要なケース
  • テストマシンに配布する場合
    開発時の一時的な動作確認用テストには、ランタイムライセンスは不要です。
    ただし、テスト終了後はアプリケーションを必ずアンインストールする必要があります。テスト終了後もアンインストールせずにアプリケーションを使用する場合には、ランタイムライセンスが必要となります。

  • 運用マシンを交換する場合
    運用マシンを別のマシン(以下「新マシン」といいます)に交換する場合は、元の運用マシンに対するランタイムライセンスを、新マシンに転用できます。
    ただし、マシン交換後は、必ず元の運用マシンからアプリケーションをアンインストールする必要があります。マシン交換後も、継続して元の運用マシン上にアプリケーションを保持する場合は、元の運用マシンの稼動の有無にかかわらず、新マシン用のランタイムライセンスが新たに必要となります。

  • 運用マシン故障時に別マシンで運用する場合
    運用マシンが何らかの障害により運用不能となり、緊急の対策として一時的に別のマシン(以下「サブマシン」といいます)へ配布する場合は、サブマシンに対するランタイムライセンスは不要です。
    ただし、運用マシン復旧後は、必ずサブマシンからアプリケーションをアンインストールする必要があります。運用マシンが復旧し、運用を再開した後も、継続してサブマシン上にアプリケーションを保持する場合は、サブマシンの稼動の有無にかかわらず、サブマシン用のランタイムライセンスが新たに必要となります。
関連情報
キーワード
ライセンス