第21回
Cの簡略記法~評価の順序を前提にしたシンプルな書き方
前回まで、Cの様々な演算子を紹介してきました。そして前回の最後に、演算子の優先順位と結合規則について触れました。

Cでは、この演算子の優先順位と結合規則――式の評価順序を利用した独特の簡略記法があります。その多くはパターンとして広く知られているので、書籍や雑誌で目にした方も多いでしょう。今回は、なぜそのように書けるのかを踏まえて簡略表記の仕組みを紹介します。

長谷川 裕行(はせがわ ひろゆき)

大阪芸術大学 写真学科で映像文化をテーマに研究、講師を務める一方でライター、テクニカルアドバイザーとしても第一線で活躍中。

実践的な業務アプリケーションの知識を生かし、プログラミングの“キモ”を親しみやすい文章で日経ソフトウエアなどに連載している。

主な著書は『ためしてナットクSQL』『つくってナットクVisualBasic 』など多数。
URL : http://www.hirop.com/