第28回
データ構造(7)~ポインタの配列とポインタのポインタ
配列とポインタの関係について、文字列(char型配列)を例に説明してきました。

配列には表計算ソフトの表のように縦横に広がりのある2次元配列やそれ以上の次元を持つものがあります。1つの文字列は1次元のシンプルな配列ですが、Cでは複数の文字列へのポインタを配列にすることができます。配列はポインタを介して扱えるので、複数文字列の配列をポインタで扱うこともできます。

多次元配列、ポインタの配列、ポインタのポインタ──何だかややこしい表現ですが、実は同じものを指しています。ただ、扱い方が違うだけなのです。main関数の引数を例に、ポインタの配列とポインタのポインタについて理解しましょう。


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長谷川 裕行(はせがわ ひろゆき)

大阪芸術大学 写真学科で映像文化をテーマに研究、講師を務める一方でライター、テクニカルアドバイザーとしても第一線で活躍中。

実践的な業務アプリケーションの知識を生かし、プログラミングの“キモ”を親しみやすい文章で日経ソフトウエアなどに連載している。

主な著書は『ためしてナットクSQL』『つくってナットクVisualBasic 』など多数。
URL : http://www.hirop.com/