第30回
データ構造(9)~構造体の基本
Cには、複雑なデータを1つにまとめるための機能として構造体と共用体が用意されています。中でも構造体は、それを拡張したものがオブジェクト指向言語C++のクラスとなっているため、先々C++を学ぶ上でも基礎をしっかりと理解しておくことが重要です。

構造体をうまく使うと、配列以上に小回りの利く処理構造が作れます。今回は、まず構造体の基本事項を把握しておきましょう。

長谷川 裕行(はせがわ ひろゆき)

大阪芸術大学 写真学科で映像文化をテーマに研究、講師を務める一方でライター、テクニカルアドバイザーとしても第一線で活躍中。

実践的な業務アプリケーションの知識を生かし、プログラミングの“キモ”を親しみやすい文章で日経ソフトウエアなどに連載している。

主な著書は『ためしてナットクSQL』『つくってナットクVisualBasic 』など多数。
URL : http://www.hirop.com/