データベース千夜一夜第6回

レコードの絞り込みと並べ替え/ADOによるデータベース制御 長谷川裕行
有限会社 手國堂

テーブルからレコードを抽出するSELECT命令では、レコードを絞り込むWHERE句とレコードを並べ替えるORDER BY句の理解が重要になります。SELECT命令の最後に、これらを組み合わせて絞り込んだレコードを並べ替える方法を紹介しましょう。

今回で、SQLの基本であるSELECT命令の説明を終わります。次の段階に進む前に、プログラミング言語からデータベースに対してSELECT文を発行する手順を紹介しておきます。


サンプル・データベースについて
この記事では、第3回で紹介したデータベース「db1001ya-1.mdf」内のテーブル「商品_mr」を、サンプルとして使用します。SQLを実際に試したい方で、サンプルデータベースをまだ入手していない方は、第3回の最後のページからダウンロードしてください。データベースの使用方法も同じページに記載してあります。
- 目次 -
抽出結果を並べ替える
レコードの順序は不定
抽出したレコードを並べ替える
並び順を明確に指定する
WHERE句とORDER BY句の例
ORDER BY句の複数指定
整列キーは左から評価される
順序を入れ替えると結果が変わる
プログラミング言語からの利用
DBの処理はDB側で行う
ODBCとADO
ADOの役割
ADOによるDB制御
ADOの構造と機能
DB制御の概要
Connectionオブジェクトの生成とOpenメソッド(データベースの接続)
Recordsetオブジェクトの生成とOpenメソッド(SQLの実行)
レコードセットの参照
ConnectionStringプロパティと接続文字列
ConnectionStringプロパティ
接続文字列の例
Openメソッドで接続
あとがき
長谷川 裕行 (はせがわ ひろゆき)
有限会社 手國堂 代表取締役   http://www.hirop.com/

大阪芸術大学 写真学科講師。フリーライター。日経ソフトウェアなどに連載。
『ソフトウェアの20世紀』、『独習SQL』など著書多数。

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