データベース千夜一夜第32回

ユーザー定義関数 長谷川裕行
有限会社 手國堂

前回まで5回にわたって、ストアドプロシージャの基本を紹介してきました。取りあえず一応の区切りを付けたのですが、ストアドプロシージャの関連事項として、今回はユーザー定義関数を紹介します。

ユーザー定義関数でストアドプロシージャやビューの機能を肩代わりさせることもできますし、それらより複雑な処理を作ることもできます。メリットとデメリットを知ってうまく使い分けましょう。


サンプル・データベースとサンプル・アプリケーションの扱いについて
第9回以降、新しいサンプル・データベースを使っているのでご注意ください。新しいサンプル・データベースの登録方法については、第9回の記事から「新しいサンプルデータベースの準備」の項をお読みください。

なお、今回はテーブルの内容を書き換えるSQLを実行しないため、データベースやテーブルをバックアップする必要はありません。



- 目次 -
ユーザー定義関数とは?
2種類のユーザー定義関数
さらに2種類のテーブル値関数
ユーザー定義関数の基本書式
スカラ値関数
スカラ値関数の書式
消費税額を加算する関数
SELECT文で実行する
消費税を算出する関数
税率を変更できるようにする
テーブル値関数からビューを作る
スカラ値関数を呼び出せる場所
インラインテーブル値関数
インラインテーブル値関数の書式
インラインテーブル値関数の例
SELECT文で呼び出す
複数ステートメントのテーブル値関数
複数ステートメントのテーブル値関数の書式
テーブルを関連付ける
戻り値をさらに加工できる
あとがき
長谷川 裕行 (はせがわ ひろゆき)
有限会社 手國堂 代表取締役  http://www.hirop.com/

大阪芸術大学 写真学科講師。フリーライター。日経ソフトウェアなどに連載。
『ソフトウェアの20世紀』、『独習SQL』など著書多数。

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