LineThicknessプロパティを"5"未満に設定した線オブジェクトを含むCrystal Reportをページレポートにインポートするとエラーが発生する

文書番号 : 36411     文書種別 : 不具合     登録日 : 2013/09/04     最終更新日 : 2014/04/16
文書を印刷する
対象製品
ActiveReports for .NET 7.0J
状況
修正済み
詳細
※この現象はページレポートのみで発生します。

「ActiveReport for .NET 7.0J インポートウィザード」で、LineThicknessプロパティを"5"未満に設定した線オブジェクトを含むCrystal Reportを「ページレポート」形式にインポートすると、「レポートは正しくインポートされました」とメッセージが表示されインポートが完了しますが、実際には出力ディレクトリにインポート後のレポートファイルが出力されず、ログファイルの中に以下のようなエラーメッセージが記述されます。
(ログファイルはインポート完了時のダイアログで「ログファイルを開く」にチェックを付けてダイアログを閉じることで参照できます。)

◆ログファイルのエラーメッセージ
1) Exception Information
*********************************************
Exception Type: System.ArgumentOutOfRangeException
Message: 指定された引数は、有効な値の範囲内にありません。
パラメータ名: 値は 0.25pt ~ 20pt の範囲内か、あるいはcm、mm、pt、またはpc単位での変換値でなければなりません。
ActualValue: NULL
ParamName: 値は 0.25pt ~ 20pt の範囲内か、あるいはcm、mm、pt、またはpc単位での変換値でなければなりません。
Data: System.Collections.ListDictionaryInternal
TargetSite: NULL
HelpLink: NULL
Source: 値は 0.25pt ~ 20pt の範囲内か、あるいはcm、mm、pt、またはpc単位での変換値でなければなりません。
回避方法
この問題はService Pack 3(v7.3.7964.1)で修正されました。
不具合を修正した最新のサービスパックをご使用ください。

SP3を使用しない場合の回避方法は以下のとおりです。

以下のいずれかの方法で本事象を回避することが可能です。

回避方法1
本事象は「ページレポート」形式にインポートする場合にのみ発生いたします。
「セクションレポート」形式にインポートした場合には発生いたしません。
レポート形式に対する制約がない場合はこちらの方法をご検討下さい。

回避方法2
本事象はCrystal Reportの線オブジェクトのLineThicknessプロパティが"5"未満の場合に発生します。
本事象を回避する方法として、一時的に線オブジェクトのLineThicknessプロパティを"5"以上に変更し、インポート完了後にActiveReportsのデザイナ上でページレポートのLineコントロールのLineWidthプロパティを調整する方法が考えられます。

また、Crystal Reportの線オブジェクトのLineStyleプロパティを"crLSDashLine"や"crLSDotLine"に設定している場合、LineThicknessプロパティは自動的に"0"に設定されます。
線オブジェクトのLineStyleプロパティを"crLSDashLine"や"crLSDotLine"に設定している場合は、あらかじめ線オブジェクトのプロパティを以下のように変更し、インポート完了後にActiveReportsのデザイナ上でページレポートのLineコントロールのLineStyleプロパティやLineWidthプロパティを調整して下さい。

◆線オブジェクトのプロパティの変更例
LineStyleプロパティ  :crLSSingleLine
LineThicknessプロパティ:20
キーワード
09846