IMEコンポーネントを使用してアルファベットのふりがなを取得する際に、デフォルトと異なるふりがなが取得される場合がある

文書番号 : 37635     文書種別 : 制限事項     登録日 : 2014/10/20     最終更新日 : 2014/10/20
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InputMan for Windows Forms 7.0J
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この現象はIMEコンポーネントを使用してふりがなの取得元コントロールのReadingStringOutput.OutputModeプロパティをIntelligenceに設定した場合に発生します。
アルファベットの既定のふりがなとは異なる文字列から全角アルファベットに変換する操作を行っていた場合、アルファベットを入力したときに既定と異なるふりがなが表示される場合があります。

たとえば、下記のような手順で現象が再現します。
[再現手順]
1. ふりがな取得元コントロールに"えー"と入力して変換キーを押下し"A"で確定します。
2. IMEモードがオンの状態で、ふりがな取得元コントロールに"A"と入力して確定します。
3. ふりがなが"エー"と表示されます。(正しくは"エイ")

この現象は、AlphabetReadingMappingクラスを利用してアルファベットのデフォルトのふりがなを変更していても同様の現象が発生します。

本現象はIMEの学習機能の影響により発生するため、製品の制限事項となります。
回避方法
IMEのプロパティから学習設定をオフにし、学習情報の消去を行うことで回避できます。

[回避方法]
1. IMEツールバーのツールからプロパティを選択します。
2. プロパティ画面の辞書/学習タブを開きます。
3. 学習設定の学習するのチェックを外し、学習情報の消去ボタンを押下します。
4. 適用ボタンを押下してプロパティ画面を閉じます。