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ActiveReports for .NET 9.0J

Viewerコントロールのツールバーにある[印刷]ボタンをクリックした時の動作は、以下の通りです。

・ActiveReports独自の[印刷の詳細設定]機能が追加された印刷設定ダイアログを表示する。
・スプール中、進行状況ダイアログ（ページ番号等を表示し、印刷をキャンセルできるダイアログ）を表示する。
・印刷処理を別スレッドで実行する。

これらの動作を変更したい場合、以下のような方法があります。

1. PrintingSettingsプロパティを変更する方法
2. ツールバーをカスタマイズする方法

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1. PrintingSettingsプロパティを変更する方法
   ViewerコントロールのPrintingSettingsプロパティを変更することで、ツールバーの[印刷]ボタンをクリックした時の動作を変更することが可能です。
   
   ■Windowsフォーム用ViewerコントロールのPrintingSettingsプロパティ
   
   
   PrintingSettingsプロパティの設定は、デザイン時にプロパティウィンドウから変更可能です。設定項目の詳細は、以下の通りです。
   

   設定項目	内容
   ShowPrintDialog	印刷設定ダイアログを表示するかどうかを設定します。オフに設定すると、ダイアログが表示されなくなります。初期設定はオンです。
   ShowPrintProgressDialog	進行状況ダイアログを表示するかどうかを設定します。オフに設定すると、ダイアログが表示されなくなります。初期設定はオンです。
   UsePrintingThread	印刷処理を別スレッドで実行するかどうかを設定します。オフに設定するとメインスレッドと同じスレッドで印刷処理を実行します。初期設定はオンです。
   UseStandardDialog	印刷設定ダイアログ表示時に.NET標準の印刷設定ダイアログを表示するかどうかを設定します。オフに設定するとActiveReports独自の[印刷の詳細設定]機能が追加された印刷設定ダイアログを表示します。初期設定はオフです。 （この設定は、ShowPrintDialogがオンに設定されている時のみ有効です。）
   None	上記４項目をすべてオフに設定した時、この項目がオンになります。項目をオンに設定すると、上記４項目はすべてオフに設定されます。 （この項目はWindowフォーム用ビューワにのみ存在します。）

   
   なお、PrintingSettingsプロパティは、WPFビューワにも用意されております。
   
   ■WPFビューワのPrintingSettingsプロパティ
   



2. ツールバーをカスタマイズする方法
   Viewerコントロールのツールバーをカスタマイズして、独自に追加した印刷ボタンから、Printメソッドを実行して印刷処理を行う方法です。
   
   この時、Printメソッドの各引数を変更することで印刷時の動作を変更することが可能です。
   （例：第１引数を"False"に設定すると、印刷設定ダイアログを表示せずにレポートを印刷します。）
   
   Viewerコントロール標準の[印刷]ボタンをカスタマイズする方法は、後述「関連情報」にある別のナレッジ文書「Viewerコントロールのツールバーをカスタマイズする方法は？」で公開いたしております。
   本文書内のサンプルコードの「PrintButtonClick」の部分を以下のように変更してください。
   
   ◆サンプルコード（VB.NET）
   
   Private Sub PrintButtonClick(ByVal sender As Object, ByVal e As System.EventArgs)
   　　' 印刷設定ダイアログを表示せずに、印刷処理を実行します。
   　　Me.Viewer1.Print(False, True, False)
   End Sub
   
   ◆サンプルコード(C#)
   
   private void PrintButtonClick(System.Object sender, System.EventArgs e)
   {
   　　// 印刷設定ダイアログを表示せずに、印刷処理を実行します。
   　　this.viewer1.Print(false, true, false);
   }

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