社名変更のお知らせ  /  価格改定のお知らせ

概要

テンプレートデザインからスケジュール管理、PDFメール送信までサポートするJava帳票ソリューション

Elixir ReportはPDFも自在にデザインできる帳票デザイナと、帳票サーバーによるマルチプラットフォーム対応の帳票ソリューションです。ラベルや表、グラフ、バーコード、罫線などのエレメントをドラッグ&ドロップで自由にレイアウトすることができるデザイナと、ファイル管理機能、スケジュール管理機能、他システムとのAPI連携が可能な高度な帳票サーバーを備えています。Windows、Linuxをはじめとする各種OS上で動作し、さらにはHTTP経由で利用できるREST APIにより幅広い開発言語からのリクエストに対応できるElixir Reportは、あらゆるシステムデータの帳票化を実現できます。

Elixir Reportでできること

帳票デザインにかかる時間を短縮したい

Elixir Reportの帳票デザイナはテンプレートのレイアウトからデータソース設定、出力形式に応じたプレビューまでがシームレスに統合されています。テンプレートのレイアウトは、ラベルやグリッド、ライン、テーブルなどの豊富なエレメント種をドラッグ&ドロップで配置するだけで実現。データの抽出はクエリビルダがSQLを自動生成します。さらに帳票向けにデータを加工したい場合にもETLライクなツールを用意しています。あらゆる設定にはウィザードが用意されており、対話的な操作で変更や修正を行えます。開発者のコーディング負担を大幅に削減し、効率よく帳票を設計することができます。

各部門に必要な帳票を一括出力、メール送信したい

Elixir Reportは帳票の出力先と出力形態を柔軟に制御できます。1リクエストで各部門に必要な帳票を分割出力するスプリットターゲット、出力したファイルをメールに添付して送信するメールターゲット、データベースに保存するJDBCターゲット、レポートサーバーに接続されたプリンタを指定して直接印刷する印刷ターゲットなど部門ごとの業務形態に応じた豊富な出力先を指定できます。ターゲットはレポートリクエスト時に指定でき、ジョブスケジューラとの組み合わせで、部門ごとに異なるさまざまな帳票ニーズに柔軟に対応します。

グラフィカルな帳票を作りたい

Elixir Reportはデータを可視化する多彩なチャートや、他システムとの連携で幅広く活用されているQRコードなどのバーコード生成に対応しています。チャート種は折れ線、棒、円といった一般的なものからガントチャートやローソク足といった専門グラフをサポート。異なるグラフの重ね合わせや並列表示なども可能です。バーコードは国内外でよく利用される規格に対応。さらに、レポートへの画像の埋め込みや、ウォーターマーク機能で透かし文字や画像をレポートの背景に出力できるなど、柔軟なカスタマイズ性と豊かな表現力でグラフィカルな帳票を実現します。

複数システムに分散している帳票機能をまとめたい

Elixir Reportは独立したプロセスで動作するレポートサーバーを提供しています。アプリケーションサーバーに負荷をかけることなく、複数のシステムからさまざまな帳票生成リクエストを受け取って処理することが可能です。また、多様なデータソースを扱えるうえ豊富な出力形式と出力ターゲットをサポート。システム別で異なる要件にも対応します。帳票生成に必要なファイルはプロジェクトや用途ごとに1つのファイルシステムとして管理し、ファイルシステムごとにアクセス可能なグループを設定できます。無関係なユーザーからのレポート生成要求を遮断するため、既存の帳票機能を集約する場合でもセキュリティを保持します。

さまざまなデータ形式や、出力形式の要望に応えたい

Elixir Reportがサポートするデータ形式は幅広く、JDBC、CSV、Excel、Javaオブジェクトなどあらゆるデータ形式への接続を標準サポートしています。これらの複数のデータソースに対してフィルタ、結合、条件分岐、演算などの加工を行い新たなデータソースを作成するETLライクなツールも提供。ビジュアルに各種のデータ操作ができるため、帳票出力に最適なデータセットを簡単に作成できます。また、出力形式はPDF、XLS(Excel)、CSV、HTML、画像ファイルなど豊富に用意。ひとつのテンプレートからさまざまな形式の帳票を提供できます。

指定日付や夜間バッチで帳票出力を自動化したい

Elixir Reportは、帳票タスクを自動実行するジョブスケジューラを搭載しています。帳票印刷やメールでの帳票送信、ANTの実行といった各種のタスクを指定時間で実行させることができます。起動のトリガーは柔軟で、日付と時刻以外にも曜日での指定や、月末最後の平日といった指定も可能です。設計はリモートデザイナからGUIで行うため、スケジューラ用のコマンドを覚える必要もなく、運用担当者が自由にバッチ処理を管理できます。CRON式による指定も可能です。

新機能

チャート種の追加

プロジェクトの進捗をタスクごとに表示できるガントチャートを追加しました。各タスクは開始と終了の日付、現在の進行状況を表示するバーで表示します。

データから直線または曲線の傾向線を生成できるXYデータ分析を追加しました。

これまでの散布図が3Dに対応しました。

出力形式の追加

DOCX、RTF、IML、PS、LPT、PCLの出力形式を追加しました。

データソース形式の追加

バイナリー、LDAP、ファイルシステム、ARFF、DBF、OLAP形式を追加しました。

エレメントの機能追加

バーコードエレメントでQRコードとGS1データバーを追加しました。

スクリプトエディタ機能の追加

スクリプト作成を支援するエディタをレポートデザイナに追加しました。

マップレイヤー機能の追加

マップのシェイプデータを読み込み、さまざまなデータをレイヤー表示させる機能を追加しました。

ターゲットタイプの追加

Webインターフェース管理機能のターゲットタイプにPDF署名、SFTP、ソケット、チェイン、JMSを追加しました。

仕様

項目機能
運用
利用形態Servlet/JSP/Javaアプリケーション/アプレット/REST API
レポート生成レポートサーバー
レポートデザイン
帳票レイアウトレポートデザイナ
レイアウト単位ページヘッダ/フッタ、セクションヘッダ/フッタ、グループヘッダ/フッタ、詳細
エレメント種ラベル/フィールド/グリッド/ライン/テーブル/イメージ/チェックボックス/長方形/水平ボックス/垂直ボックス/バーコード/チャート/複合チャート/サブレポート/ページブレーク/SVG/キューブテーブル、RTF、マップ、コールバック
レイアウト定義ファイルrml(XML形式)
スクリプト機能JavaScript
データソース
種類JDBC、テキスト(CSV)、Excel(XLS、XLSX)、XML、Javaオブジェクト、ランダム、表形式、キャッシュ、コンポジット、プロパティ、バイナリー、LDAP、ファイルシステム、ARFF、DBF、OLAP
設計方式データソースウィザードによる設定、SQLクエリビルダによるSQL文構築
出力
出力形式PDF、XLS(Excel)、CSV、HTML、XML、PNG、JPEG、BMP、WBMP、PPT、SVG、印刷、GLINT(独自形式)、DOCX、RTF、IML、PS、LPT、PCL
バーコード
規格CODE25、CODE39、CODE128、JAN8(EAN8)、JAN13(EAN13)、NW-7(CODABAR)、MSI、RM4SCC、UPC/A、UPC/E、QRコード、GS1データバー(Expanded/Expanded Stacked/Limited/Omnidirectional/Stacked/Stacked Omnidirectional/Truncated)
グラフ
種類3Dエリア/3D棒/3D折れ線/等高線/エリア/積層エリア/百分率エリア/横棒/横3D棒/横積層棒/横百分率棒/縦棒/縦3D棒/縦積層棒 /縦百分率棒/折れ線/マーカー付折れ線/ウインド/メーターグラフ(3種)/温度計グラフ/円/3D円/複数円/複数3D円/複数ドーナツ/ドーナツ/ポーラチャート/ウインドローズ/ろうそく足/HiLoチャート/ウォーターフォールチャート/バブル/ヒートマップ/XYライン/マーカー付XYライン/散布図/XY曲線、ガント、3D散布図、XYデータ分析
エリア・縦棒・折れ線の複合チャート/散布図の複合チャート
スケジューラ
設定リモートデザイナ
スケジューラタスクANT、ジョブ呼び出し、データループ、エコー、ファイルループ、ループ、並列処理、レポート出力、スクリプト、メール送信、エラー処理、データ生成

必要システム

コンポーネントの種類

Java EEアプリケーション用コンポーネント

動作環境(サーバー)

OS

Windows 7/8/8.1/10 ※1/Server 2008/Server 2008 R2/Server 2012/Server 2012 R2/Server 2016 ※1(x86/x64)
Solaris 9/10/11(UltraSPARC)
AIX 6.1/7.1/7.2(POWER)
Red Hat Enterprise Linux 6.x/7.x(x86/x64)

Java環境

32bit VM

JDK 8.0

64bit VM

JDK 8.0

※ レポートデザイナ、レポートサーバーは製品にバンドルされるJava環境のみサポート。またリモートデザイナはJava Web Startで実行されます。

※1 EdgeでのJavaアプレットの動作はサポート対象外となります。また、アンインストールはUninstall.exeを直接実行ください。

ライセンスと価格

利用範囲ライセンス種別ライセンスの数え方ライセンス価格
開発--デザイナライセンス帳票のデザインとデータソースの設計ができます。コンピュータ1台に対して1ライセンス必要です。価格表
開発--デザイナタームライセンス帳票のデザインとデータソースの設計ができます。1ライセンスで5台のコンピュータまで、6カ月間利用できます。
開発テスト運用運用サーバーライセンス運用時に利用する帳票生成エンジンで、本製品の機能を組み込んだアプリケーションからリクエストを受け取り帳票を生成します。
  • デュアルエンジン
    サーバー1台に対して1ライセンス必要です。
  • マルチエンジン
    2CPUコアに対して1ライセンス必要です。
開発テスト-テストサーバーライセンステスト時に利用する帳票生成エンジンで、本製品の機能を組み込んだアプリケーションからリクエストを受け取り帳票を生成します。
  • デュアルエンジン
    サーバー1台に対して1ライセンス必要です。
  • マルチエンジン
    2CPUコアに対して1ライセンス必要です。
開発テスト運用待機系運用サーバーライセンス運用時に利用する「運用サーバーライセンス」のスタンバイ用で、冗長システムで利用できます。
  • デュアルエンジン
    サーバー1台に対して1ライセンス必要です。
  • マルチエンジン
    2CPUコアに対して1ライセンス必要です。

よくある質問

Q1. Java以外の言語から使用することはできますか。

REST APIをサポートしているため、Java以外で動作するアプリケーションからHTTPでのリクエストも可能です。

Q2. レポートをどのようなファイル形式で出力することができますか。

PDF、XLS(Excel)、CSV、HTML、XML、PNG、JPEG、BMP、WBMP、PPT、SVG、プリンタ印刷、GLINT(独自形式)、DOCX、RTF、IML、PS、LPT、PCLに対応しています。

Q3. どのようなデータソースに対応していますか。

JDBC、テキスト(CSV)、Excel、XMLといった基本的なデータソース、Javaプログラムでデータを生成できるオブジェクトデータソース、テスト時に便利なランダムデータソース、表形式データソース、キャッシュデータソース、複数の異なるデータソースの結合やフィルタリングが可能なコンポジットデータソースに対応しています。
また、その他として、プロパティ、バイナリー、LDAP、ファイルシステム、ARFF、DBF、OLAPのデータソースが用意されています。

更新履歴

2016.12.14 動作環境(OS)を追加

OSとしてWindows Server 2016とAIX 7.2に対応しました。

2016.09.15 Elixir Report 8.7Jの発売を発表

Java EEシステム向けの帳票開発ツール「Elixir Report 8.7J(エリクサー レポート)」を2016年9月30日に発売することを発表しました。

ニュースリリースを見る

製品をもっとよく知る