第10回
制御構造と変数(6)~if、for、whileをアセンブリ言語で
制御構造は、プログラムの『流れ』を形作るための基本的な機能です。プログラムの流れを理解するためには、CPUが何をしているかを知る必要があります。

どのような言語で書いても、プログラムは最終的に機械語(マシン語)になります。そこで今回は、制御構造を実現する命令if、for、whileが機械語のレベルでどのような形となっているのかを見ていくことにします。

機械語はCPUの理解できる唯一の言葉ですが、その実体は2進数──0と1の羅列なので、簡単に把握することはできません。アセンブリ言語に置き換えることにしましょう。高級言語のソースコードをアセンブリ言語に置き換えると、CPUの動きがよく見えてきます。

長谷川 裕行(はせがわ ひろゆき)

大阪芸術大学 写真学科で映像文化をテーマに研究、講師を務める一方でライター、テクニカルアドバイザーとしても第一線で活躍中。

実践的な業務アプリケーションの知識を生かし、プログラミングの“キモ”を親しみやすい文章で日経ソフトウエアなどに連載している。

主な著書は『ためしてナットクSQL』『つくってナットクVisualBasic 』など多数。
URL : http://www.hirop.com/