第14回
ヘッダファイルとプリプロセッサ指令
Cのソースでは、#includeプリプロセッサ指令を使ってヘッダファイルを取り込めます。取り込まれたヘッダファイルの先頭にも#記号の付くプリプロセッサ指令が記述されていて、コンパイラが処理する前にプリプロセッサに読み込まれ、文字通り『前処理』が行われます。

プリプロセッサ指令では#defineによる文字列の置き換えがよく使われますが、その他にも「もし~なら」という制御構造が記述でき、状況に合わせて定義を切り替えることが可能です。

ヘッダファイルに記述されるプリプロセッサ指令の機能と使い方を紹介しておきましょう。

長谷川 裕行(はせがわ ひろゆき)

大阪芸術大学 写真学科で映像文化をテーマに研究、講師を務める一方でライター、テクニカルアドバイザーとしても第一線で活躍中。

実践的な業務アプリケーションの知識を生かし、プログラミングの“キモ”を親しみやすい文章で日経ソフトウエアなどに連載している。

主な著書は『ためしてナットクSQL』『つくってナットクVisualBasic 』など多数。
URL : http://www.hirop.com/