結合、自動マージされているセルの先頭セルが非表示のときキー操作でフォーカスが移動しない場合がある

文書番号 : 39656     文書種別 : 不具合     登録日 : 2016/11/15     最終更新日 : 2016/12/07
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対象製品
SPREAD for WPF 1.0J
状況
修正済み
詳細
セルが結合または自動マージされていて、先頭セル(結合領域の左上セル)が非表示の場合、矢印キーやTabキーで、結合されたセルにフォーカスが移動しない場合があります。

例えば、次の図のように2行目が非表示で、2列目の2~4行目が結合されている場合、アクティブセルがA3の場合、右矢印キーやTabキーの押下でC3セルがアクティブになり、B2セルに移動しません。

┌─┬─┬─┐
│A1│B1│C1│
├─┼─┼─┤<- 非表示行
│A3│ │C3│
├─┤B2├─┤
│A4│ │C4│
├─┼─┼─┤
│A5│B5│C5│
└─┴─┴─┘


ただし、B1セルがアクティブの場合、下矢印キーでB5セルに移動する現象は、Excelの動作に基づいた仕様となります。

列方向に結合されたセルの先頭列が非表示の場合、次のように2列目(B列)が非表示で先頭行の2~4列目が結合されていると、A1セルから右矢印キーでE1キーに移動するのは、仕様による動作となります。Tabキー押下時は、B1セルに移動するべきですが、本不具合ではE1セルに移動してしまいます。

  ↓非表示列
┌─┬───┬─┐
│A1│ B1 │E1│
├─┼─┬─┼─┤
│A2│C2│D2│E2│
└─┴─┴─┴─┘

回避方法
Service Pack 3(v1.0.2016.1207)で修正済みです。