セクションを連続して、途切れることなく線を引く方法は?

文書番号 : 37813     文書種別 : 使用方法     登録日 : 2015/03/12     最終更新日 : 2015/03/12
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対象製品
ActiveReports for .NET 9.0J
詳細
セクションレポートにおいて、セクションを連続して途切れることがない線を引く方法としては、以下のような方法があります。
  1. CrossSectionLine/CrossSectionBoxコントロールを使用する方法
    ヘッダセクション(ページヘッダ/グループヘッダ/レポートヘッダ)に、CrossSectionLine/CrossSectionBoxコントロールを配置することで、対応するフッタセクションまで跨る直線/四角形が描画されます。
    ※ただし、グループセクションを使用したマルチカラム形式のレポート(ColumnLayoutプロパティをTrueに設定)では、CrossSection系コントロールは正しく描画されません。(製品の制限事項となります。)別の方法をご検討ください。


  2. LineコントロールのAnchorBottomプロパティを使用する方法
    AnchorBottomプロパティをTrueに設定すると、Lineの端(Y2プロパティ)を、自動的にセクションの下端まで描画します。Y1の値を 0 に、X1とX2を同じ値に設定すれば、結果的にLineがセクションを繋ぐ形でまっすぐに描画されます。


  3. SubreportコントロールのCloseBorderプロパティを使用する方法
    CloseBorderプロパティをTrueに設定すると、コントロール罫線を設定したサブレポートが、複数ページに跨って出力されたときに、各ページの上下をラインで閉じます。
    ただし、SubReportコントロールのCloseBorderプロパティは、デザイナのプロパティウィンドウからは設定できません。CloseBorderプロパティをTrueに設定する場合には、ReportStartイベント内に、CloseBorderの設定処理を実装してください。

    ◆サンプルコード(VB.NET)
    Private Sub SectionReport1_ReportStart(...) Handles MyBase.ReportStart
      Me.SubReport1.CloseBorder = True
    End Sub

    ◆サンプルコード(C#)
    private void SectionReport1_ReportStart(object sender, EventArgs e)
    {
      this.subReport1.CloseBorder = true;
    }


  4. Overlayメソッドで別のレポートを重ね合わせる方法
    Pagesコレクションの Overlayメソッドを使用することで、レポート上の任意のページに、別のレポートのページを重ね合わせて合成することが可能です。

    たとえば、1ページ分の枠線のみを設定したレポートを別途用意し、本体のレポート(データを出力したレポート)と同数のページだけ作成して、その上に Overlayメソッドで重ね合わせれば、常に同じレイアウトのレポートを生成できます。

    この方法は、全てのページの同じ場所に同じ線を描画したい(全てのページに同じレイアウトの枠線を描画したい)場合に有効な方法です。

    Overlayメソッドの使用方法については、製品ヘルプの以下の内容をご参照ください。

    ActiveReportsユーザーガイド
     - サンプルとチュートリアル
      - チュートリアル
       - セクションレポートのチュートリアル
        - レイアウト
         - ページテンプレートの適用(Letterhead)
関連情報
キーワード
HowTo デザイン・レイアウト